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| …………………………………………………………………………………………… 【子供達に教えたいこと】〜日本教育再考 ……………………………………………………………………………2001/11/20号 ▼子供達に教えたいこと ・【あなたの意見は価値がマイナス】ほとんどが子供に悪影響を与えている みなさん日常生活で様々な価値観・考え方にぶつかり、それに対して心の 中で同意したり批判したりすることがあるかと存じます。例えば、今この 記事を読みながらも「ここは言ってる事が違うな」だなんて思っているか もしれません。 違うのはアナタです。 ちょっとオフェンシブ(攻撃的)な物言いになりますが、筆者が非難や脅 迫メールを頂いたわけではありませんので、ご安心を。ここで言いたい事 は一つ、「色々と心で批判してるあなたこそが、自分が間違っている事に すら気づいていないコマッタお人なのだ」ということです。 私もたとえば、ある作家の発言やらを聞いて「そりゃ一面的な見方だ、実 は〜な側面が〜」とぶつぶつ考え事にふけることがあります。これって、 作家さんからしたらちゃんちゃら可笑しい事なんです。公言されるような 意見というのは大抵、様々な論客との議論を経て練り上げられたものであ って、私の考えなど、作家さんからしたら10年前に議論を終えた事だっ たりするわけです。つまりわかってないのは、ワタシだった、というわけ。 公言されてないものというのは、大体が自分が間違っているから公言でき ないものだったりします。以前も例えで出しましたが、「上司がバカだ」。 上司なわけですから、部下よりは経験があるわけです。稀に本当に問題な 上司もあるでしょうが、ほとんどのケースは逆ですね。その部下があまり にダメだから上司のせいにしているか、部下があまりにダメだから駄目な 上司につけられているか。いずれにせよ、その部下がダメな事に変わりは ないんですが。これ、上司側が「部下がバカで」という場合でも全く同じ です。上司としての力量がないから部下が育たないわけでして。もしくは ダメな上司だからダメな人材しかあてがわれない、と。 これ、全部、当人は公言しないんですね。ごく身内の甘やかしてくれる人 間や同様に人間の小さい同僚にしか話さない。小人の交わり、蜜の如し。 公言して正当な批判にさらされ、真実に目を向ける勇気がないので、自分 の小さな世界に引きこもる。酒の力も借りる。下らないですね、人間って。 でもしょうがないんです。我々は神じゃない。酒の力でも借りないとやっ てられない出来事だってある。愚痴でも言わなきゃ帰宅すらする気が起き ないことだってある。だから自分が間違った事をひっそりと引きこもって 考えてたっていい・・・自分一人なら、ですがね。 あなたが考えた事というのは、部下に子供に波及するわけです。そんなあ なたを見て育つ。批判に耐えうる意見を持っていない精神的引きこもり的 な大人が多いなかで、引きこもりな子供が増加するのは当たり前でしょう。 議論の過程を経てない意見にはまず疑問をもっていい。そう、いまあなた がこの文章に対して持っている如何なる批判であれ、それが議論を経たも のでない限り、かなりの確度で間違っている可能性があります。あなたが 感じた批判に対する対論というのは筆者は片づけてきた歴史があるわけで す。納得させる自信は100%あるわけです。でもあなたは「ふっ、わか ってないな」とシニカルに、それも皮肉な事に自分の何が間違っているの か分からないまま、日常生活に戻るわけです。 そして、その稚拙な考えを子供が、部下が、受け継いでいってしまう可能 性があります。相手が思考力上での弱者であれば、反論する事ができない ですから。間違った思考が世に氾濫するといかに恐ろしいことになるかは 歴史が証明しています。こういう人が集まるといとも容易くホロコースト などをを行う可能性すらあるのです。 公言せず批判にさらされた事がない思考は無用であり、全て有害である。 という表現を前号でしたゆえんです。子供は大人を真似ます。あなたが人 の意見に反論をせずに、胸の中では納得せずにふんふん、とその場をやり 過ごす大人だとしましょう。そうすると、あなたの子供も、あなたの言っ ていることを表でふんふんと口答えせずに聞きつつも、心では全く納得し ない子供に育っていることでしょう。親が逃げれば子供も逃げる。 どんどん自分の意見を言いましょう!間違っていてもいい。間違っていれ ば、公言することで間違っていることに気づくだけいい。自分の信じてい た事が、多くの知恵人によって、否定される。その人の話をきく。相手の 立場を理解できる。新たな境地が開ける。こんな気持ちの良いことはない ですよ?タダで自分の意見がどんどん高みに登っていって、洗練されてい く。それも人が力を貸してくれる。最高じゃないですか?一人でうじうじ 理屈をこねくりまわしても何も出てきませんよ。 そんなわけで批判をどんどんお寄せ下さい、という分かりやすすぎるオチ なんですけどね。ここまで書いた後だと怖いんですけど、そこら辺は察し て下さいまし。。。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼時事/社会問題 ・米国テロ事件の「正しい」教え方(3)おまけ 前号ではアメリカが「世界に対する挑戦」だと主張している欺瞞について、 前々号ではメディアの嘘についてお伝えしましたが、メディアについての 確認が取れましたので一応ご報告させて頂きます。 パレスチナ人が喜んでいる映像、やはり「やらせ」だった可能性が限りな く高いです。例の件を報じたドイツのStern誌とFrankfurt Rundaschau紙 に確認がとれました。フェイクだとのことですが、興味のある方は以下の サイトで9月20日のシュテルン誌の記事が読めます(ドイツ語です)。 <http://tinyurl.com/ewel>(サービス有料化で閲覧不可,2003年現在) Frankfurt Rundaschau紙の9月22日付のKlaus Fischerによる記事原文 も手元にありますが、著作権の絡みで、転載は避けておきます。 彼らの記事の内容を本当だとは証明できないので「可能性が限りなく高い」 という表現になりますが、ドイツのメディアはアメリカのものよりも比較 的信用できます。また、弊誌の該当号につきましては、ホームページのバ ックナンバーのコーナーをご覧下さい。 真実に近づくコツの一つに「自分が信じたくない事柄にも目を向ける事」 があるのではないかと思います。「自分の意見が間違っている」だなんて、 そんな恥ずかしい可能性には目をつぶりたい。だから色々な言い訳をして 論争自体を避けたり、自分の意見を否定する能力のある人からは遠ざかろ うとする。だから、生涯、どこか間違ったまま死を迎える人々で世界は溢 れることになるわけですが・・・ いいんですよ、生きているうちに間違え狂って。恥ずかしくない。指摘さ れたらまた意見を練り直して出直せばいい。間違ったままが一番恥ずかし い。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、といいますでしょう。こちとら 毎日間違いだらけです! ということで、私の記事の間違いに対する指摘や批判も心待ちにしてます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼目安箱 +----------------------------------------------------------------+ 「人様に迷惑をかけちゃあいけません」について、伝えたいことがあった のですが、(中略)私は、三浦綾子さんの、北海道新聞社刊「ナナカマド の街から」の「迷惑とは何ぞ」という内容のものを送りたいと思っていま す。今までにこのことについて、触れられていたり、大坪様がご存知であ れば、送りませんが。 +----------------------------------------------------------------+ 水野さん、お便りありがとうございました!是非とも送って下さい! 三浦綾子さんは好きですよ。私のプロフィールをご覧になって下され ば、フリークの方は気づくかもしれませんね。その昔、曾野綾子さん が三浦朱門と結婚して三浦綾子になったのかと思っていた過去が(^_^;) みんなキリスト教系文学ですし、半分本当なだけに。。。過去の記事 のお問い合わせがありましたが、ホームページでみれますよ。↓ここ。 <http://www.saikou.info/> +----------------------------------------------------------------+ 同時テロの当日、私達家族はオーストラリアにいました。「アメリカの自 業自得、因果応報」「ブッシュ親子による中東戦略口実のためのやらせ」 「報復行為による、兵器在庫一掃と世界への売り込み、軍需特需による景 気回復」「報復行為と侵略行為をどうやって正当化するか」「日本はアメ リカの手口に巻き込まれずに渡り合っていけるか」...etc私も含めて オージーや現地日本人の見方はこんなところでした。 ところが帰国して、国内の報道と世論の偏向ぶりにびっくり! 「日本人はかくも無知で、操作されやすい国民だったのか」『被害者であ る』アメリカに同情し支援することで、いったいどんな利益をもらえるの かを誰も報道していないし。この頃、「アメリカこそが加害者である」こ とを主張していた私は非国民のような扱いを受けました(これはオーバー トーク)。「権威のいうことを鵜呑みにする危険性」を気付いてもらいた かったのですが、権威のない者のいうことには耳を貸さないので、歯がゆ い思いをしました。(タイやインドやシンガポールの友人達と、日本の現 状をなんとか打開しようと努力しました。) 最近になって、今度はどういうわけかイスラムの悲惨さを誇示する報道に 偏向している。そして世論は貧困と難民の国への同情。とてもつきあいき れないというのが感想。「お前達は一体、誰をどうしたいのか?」(中略) 貴殿の今回のメルマガで思い当たったことは、日本の「バランス感覚の悪 さ」です。とにかく極端が好き。100か0か。黒か白か。報復か反戦か。 客観的な判断力が無い。「客観性=無責任な他人事」とみなす程度の低さ。 「行動する勇気」も「行動しない勇気」もどちらも大事なはず。その行為 がどのくらい自分の信念に基づいているか?信念の基盤となるものは「知 識」「経験」「利害」であるが、それらがいつも片側からしか見ていない ことが多すぎる。情報に対して、事実と見解を混同して、しかも受動的で ある。 日本が世界に誇れるのは「計算の速さ」と「箸の使い方」くらいですね。 あとは「金払いのよさ(実に気前がいい)」と「お人好し」でしょうか。 お釣りを確かめる必要がないのは日本くらいだし。 子供には、今の日本の学校教育を受けさせたくないと考えています。日本 では一番大事な、「生きていくために必要なたくさんのこと」を誰も子供 に教えません。教える人には迫害をするでしょうから。 追伸: 「日本で常識化されている外国の幻想」というような、ウソを暴 く記事が爽快です。 +----------------------------------------------------------------+ Norryさま、含蓄に富んだメールを頂き、まことにありがとうござい ました。日本国内の報道の偏向には唖然とすることがありますが、こ れは無理もないんですね。報道する側が「何も」と言っていいほど、 モノを知らないんですよ。先日、マスコミ業界の知人友人と靖国問題 で盛りあがりましたが、東京裁判史観すら知らない感情論を展開する 人が大半なのが現実。無論、中国が問題にし始めた経緯なども無視で あくまで雰囲気論。これはいかん、と色々と情報を与えてはみても、 どこまで理解できたかは謎なんですけれども。 これも激しいマスコミ批判派には最高のネタになるわけですが、しょ うがないんですよね。彼らは激務です。世間の大半の人と同じように、 給料をもらって働いている普通のサラリーマンで、どんな分野でも専 門家、というわけにはいかんのです。あれだけ働いても無理なんで、 しょうがないな、って素直に思えますね。というよりも、新聞社の人 なんて、可哀想だな、とすら思いますし。個々人は日々頑張ってます。 非難はできないまでも、なんで偏向報道になるのか、その理由の一つ はなんとなく分かっていただけたかと思います。それになびいてしま う「大衆」サイドもどうかと思いますが、これは常に批判にさらされ るという経験がない為に、「テレビ」でやっているというだけで、そ れが「本当」だと信じて、ふらふらと流されちゃうんですね。今、こ の私の文章が自然に入ってきている方は、もう騙されない側の人間だ と思います。こういうのって「センス」ですから、難しいですね。 日本が世界に誇れるものについての段ですが、他にも沢山あるのでは ないかと思うのですが如何でしょうか。人を騙して陥れることが恥と される、人としてもっとも大事なことの一つが前提となっている日本 の社会というのは、アメリカ人には理解させる事も難解であり、素晴 らしい面ではないでしょうか。これについてはいつか触れたいですね。 「生きていくために必要なたくさんのこと」を学校が教えてくれない のには同意しますが、それをもってして「学校教育を受けさせたくな い」というお考えには申し訳ないですが、現状では簡単には同意しか ねます。なぜなら、代案が思い浮かばないからなんです。他によい代 案があれば、私も子供を学校には行かせない選択肢を選ぶのかもしれ ません。 日本での米国の印象のウソを暴く記事が爽快とのこと、嬉しいです。 日本は学歴社会でアメリカは実力社会?トンデモない!日米の学歴社 会についての記事を掲載する予定もありますので、お楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【投稿や叱咤激励は?】<kaiji@saikou.info>に遠慮なく送って下さい! 匿名希望や本誌への掲載は避けたいという方は投稿時に明記してくださいませ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】コーナー数は減らしたのに、減量失敗。今号は面白くもない普通 な内容ですが、今後の方針への布石という事でご理解を頂ければと(うみ) ─────────────────────────────────── 発行者:大坪 海治 <kaiji@saikou.info> 配信システム:まぐまぐ <http://www.mag2.com/> 配信希望・配信解除は:<http://www.saikou.info/> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【教育名言】 最大の名誉は決して倒れない事ではない。 倒れるたびに起き上がる事である。 孔子 |
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