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…………………………………………………………………………………………… 【子供達に教えたいこと】〜日本教育再考 <http://www.saikou.info/> ……………………………………………………………………………2002/01/15号 ▼日経の1面記事なら信じられる メディアリテラシーの重要性をしつこく書いてきました。「いや、日経は」 という方もいるのですが、早速やってくれました。もう旧聞に属しますが、 2001年12月28日(金曜日)の日経1面のトップ記事を見てみます。 【ソニー、ニフティ買収へ】富士通と交渉 1000億円前後で <http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0112/28/01.html> とあります。そもそも価値が半分しか無いのにあり得ない、富士通側のリー クだ(既成事実にしたかったのでしょう)、などと朝から話題になりました が、やはりガセでした。富士通とソニーのリリースは以下の通り。 ソニー:<http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200112/01-1228/> 富士通:<http://pr.fujitsu.com/jp/news/2001/12/28.html> 買収は実現するかもしれませんが、これで買い叩かれるでしょうね。富士通 が日経の弱みを握って書かせた記事にしても、こんな形ではソニー側の反発 があるのは必至で、筆者も意図がいまいち分かりません。ソニー側のマッチ ポンプだ、というのはさらに考えにくいことですし。偶然、新年会で役員氏 と同席したのですが、さすがに真相は聞けませんでした。よって、今回は真 相も意味も不明です。前回の詳細は11/20号の2つ目の記事を。 ただ、読者のみなさんに伝えたいのは「最も公正中立」と言われ、事実のみ を伝えるという神話を未だに信じている人が多い日経新聞ですら、利害関係 でガセを流す事がある、ということです。日経記者の勉強不足は有名ですが、 「知識が無い」のじゃなくて「ガセ」ですよ。他紙はいわずもがな、ですが。 でも日経だけが悪いのではなく、世界の有名メディアも似たようなものです。 正月以降に限っても、ニューヨークタイムズが日本の識字率は低い(本当は 99%で世界トップ)と言ってみたり、CNNが「日本人はトイレでセック スをしている。(日本という国は)プライバシーが無いのだが、トイレだと それが保てるので」と放映。そんなわけないでしょ・・・。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「今後の教員免許制度の在り方について」(中間報告)について 昨年のクリスマス、中央教育審議会より中間報告がありました。不適格者 の教員免許状の取上げや、教職10年経験教員に対する研修などは中間報 告でまとめられたのですが、これは今まで野放しだった方が問題です。 何よりショックであるのは、肝心の教員免許更新制の可能性について「検 討」されただけという事実。中教審の会長はイケイケの鳥居泰彦氏なので 期待してたのですが。さまざまな言い訳は記事末の中間報告を参照下さい。 却下された「免許状にある一定の有効期限(例えば10年間)を付し」の 例として出された「10年」ですら短すぎるというのが私の印象です。私 も教員を目指す身ですが、10年もプレッシャーが無いのではダレるのが 目に見えてます。ましてビジネスの厳しい世界に身を置かない教員という 立場であればなおさらです。 精神的にやられる弱い教員が目に付きますが、そういう教員を10年近く 野放しにして精神の弱い子供を大量「生産」したいのでしょうか。ビジネ スの世界ではクビになってしまうような人を教育現場には置いていい、と いうのはあべこべでしょう。逆であれば、部下さえつけなければ少なくと も問題の再生産はされないのでまだ救いはありますけど。更新制を取り入 れて、ダメ教師はどんどんクビにすべき。 こう言うと「弱者切り捨てだ」などと戯言を聞くこともありますが、患者 である教員の治療や社会復帰は全く別問題です。教育現場は精神患者の治 療の場ではありません。戯れ言をいう人間に限ってフリーライダーで、自 分の子供はいい先生に当たればいい、あたるはず、などと妄想するもので。 自分のクビを締める事を言うのもナンですが、3年ごとに教員免許の更新 があってもいいのではないかと個人的には思います。いかがでしょうか? そもそも競争原理が働いていれば免許更新もいらないわけですが。。。 中教審中間報告:<http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/12/011238.htm> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼テクニック ・「知的生産力」を高める三カ条 http://www.president.co.jp/pre/20020114/02.html プレジデントの記事ですが、「明日の予定メモ」は使えます。最近やって ませんが、続けると他人には申し訳ないくらいの差がつきます。 勉強にも運動の強化メニューにも応用できるので、学校レベルでこういう 事も教えてくれていいとは思うんですけどねえ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼目安箱 弊誌への掲載は避けてほしい方や、匿名・仮名希望の方はそのように一言、 書き添えてからメールを送信して頂きますよう、お願い申し上げます。 +----------------------------------------------------------------+ はじめまして。私は、現在、パリに住んでいる、一児の母です。(中略) 国旗国家の問題の事ですが、私はとても不思議に思います。どこの国でも 国旗があり、自分の国に対する自尊、自負があります。そういった自尊の 念が無い国民性は、日本人だけです。天皇制の問題においても、日本の象 徴であり、日本の国民の為に神と一番近い場所の人であり、象徴でもあり、 犠牲でもある天皇制を、たたくのは、自分の国を汚しているように思いま す。(中略)日本は、平和すぎて、団結力に欠け、自国の念が弱く、内側 から腐って来ているように感じます。右翼も左翼も、外側から見ると、日 本の国内での、内輪もめにしか見えません。もっと、大きな視野で、自分 の国を見れるような、そういう子供達が育って行って欲しいです。その為 には、親である立場の人間が、やはりグロ−バルな視野を持つ必要がある のでは無いのでしょうか。(後略) +----------------------------------------------------------------+ Milahさん、海外からの視点をどうもありがとうございました。確かに 一部、おっしゃるような日本人が存在しているのも事実ですが、全員 がそうなわけではありません。また、彼らも彼ら自身が悪いのでは無 く、そういう教育を受けていないゆえの無知から、思想の暴走が起き ているだけです。このメールマガジンが右翼・左翼を消滅させる一助 になれれば、と思っております。 +----------------------------------------------------------------+ 始めまして!いつもすばらしい、メルマガを本当にありがとうございます。 毎回、とても楽しみにしています。教育再考というタイトルに惹かれ、読 んで見ましたが、その期待を裏切らない内容に毎回感動しています。いま のこの体たらくの日本を立て直すのは、構造改革でも、経済政策でもなく、 本当は、教育改革なのだと、内心思っておりました。教育こそが、国力で あると思います。(中略)いずれにせよ、行間から、勝手に推測いたしま すのは、今、テロを理由に、世界を席巻している、アメリカの一国支配か ら、いかに、世界が、フリーになるか、そのかぎを実は、対極の思想形態 を持つ、(縄文文化に象徴される、超平和主義などの)日本の伝統文化の 復活にあるのではないかと、考える次第です。(これは、どちらかという と、私の思いですが・・) 日本古来の考え方には、西洋のキリスト教に代表される、神と悪魔/善と 悪/の2元対立の思想にはない、神道や、仏教に根本的に流れる、すべて の命は、ひとつであるという、生命一元の法則を説く、考え方があるよう に思われます。ここから、導き出されるのは、常に、自分の正当性を証す るために、対立する、(たとえば、アフガンや、イラク、ソ連等)国を創 出する考え方からは、決して解決しない、世界平和の道すじが、示されう ると考えています。世界や、宇宙もひとつの生命体であるという、考え方 から、生まれた、聖徳太子の「和を以って尊しと為す」という旧旧憲法の 言葉の重みと真価が、今こそ問われるべきだと、考える次第です。 今後も、キリスト教的、自分が正しく、他は悪という、対立の思想の道を 引き続き歩むか、それ以外の道をとるかをの選択を今、人類は、迫られて いると思います。本来ならば、その答えを世界で唯一もっているはずの日 本が、戦後の占領政策と、共産主義思想の蔓延により、その回答を自ら捨 て去ってしまっている現状を嘆かざるを得ません。 (灯台もと暗しとはこのことです!) しかも、かの新渡戸稲造が、その著書、「武士道」のなかで、ベルギーの 法家のラブレー教授に「日本の学校には宗教の時間がないとは本当のこと か?」と問われ、それに「はい、ございません。」と答えた時、「なんと、 宗教の時間がない!それでは、いったい、日本では、宗教なしでどうやっ て、道徳教育を行っているのですか?」と驚かれ、答えに窮したところか ら、その回答としての「武士道」を書き上げたといわれる、この侍魂、武 士道の復活こそが、今こそ、もとめられていると強く、考える次第です。 この武士道という、徳川ならず、日本の数百年の歴史の中で、古来の神道、 そして、伝来した仏教、さらには、儒教の一切の思想形態を、唯一、宗教 という形をとらずに、思想として、纏め上げ、道徳の基本とすることに成 功した、この文化をこそ、再考し、新しく、復活することが、急務である と考える次第です。 宗教は、しばしば、対立を生みます。それは、世界史が、証明してきてい ます。オウムも狂気を生みました。しかし、この武士道という、規範は、 日本流、「人の道」であると考える次第です。価値観の多様化し、混乱す る今日、一笑に付されるのが落ちかも知れませんが、ぜひとも、大坪様の ご意見を御高配賜りたく、覆う次第です。(後略) +----------------------------------------------------------------+ 竹村さま、素晴らしいご意見、ありがとうございました。新渡戸先生 の「武士道」は私も好きです。中学生の必読書にすべきですよね。非 常に名文といいますか、深い文章でしたので、敢えてほぼ全文を掲載 させて頂きましたが、重いテーマですので、私の意見はまた機会のあ る時に、ということで御容赦下さいませ。これを軸に3号は書けてし まいますよ。竹村さまはTLL言語研究所<http://www6.ocn.ne.jp/~tll/> を主催されておりますが、上記のMilahさんといい、やはり外国文化 と何らかの形で触れあうのがこういう当然の視点を生むのに一番いい のでしょうか。国内で自力でできないとなると、非常に残念な事なの ですが。色々悩まされます。 +----------------------------------------------------------------+ いつも楽しみに拝読しております。(中略)えてして覇気のある人は既製 の枠には収まりがたいもの、そして人生において覇気のあることはとても 重要なのです。ただ持って生まれた性格が穏やかな人、争いを好まない人 というのもいます。(中略)どちらの性格もそれぞれの良さがあります。 それぞれの良さを大切にうまく伸ばしてやりたいものです。そして人それ ぞれの性格、能力に応じたその人らしい人生が、より良いものになるよう にお手伝いが少しでもできたら嬉しいなあと思っています。 +----------------------------------------------------------------+ やまぐちさま、お便りありがとうございました。おっしゃる通りだと 思います。覇気がある人ばかりだったらどこぞの国のように、毎年が 戦争になってしまうかもしれませんしね。冗談はともかく、本当にそ う思います。こういうメールを頂くと、ほっとしますね。やまぐちさ まのようなご両親に育てられたお子さんがたが日本を変えて行ってく れるのでしょう。 ─────────────────────────────────── 【編集後記】色々ドタバタしておりコラム無しですが、ご容赦を(うみ) ─────────────────────────────────── 発行者:大坪 海治 <kaiji@saikou.info> 配信システム:まぐまぐ <http://www.mag2.com/> 配信登録・解除はこちら↓でご本人様の手にてお願い致します: ★日本教育再考ウェブサイト<http://www.saikou.info/> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【教育名言】 子供を不幸にするいちばん確実な方法は、 いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることである。 ルソー |
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