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| ▼なぜ勉強するの?に答える |
| ▼【人様に迷惑をかけちゃいけません】のウソ |
| ▼あなたの意見が子供に悪影響を与える |
| ▼経営学的見地から見た「専門家」養成の危険性 |
| ▼子供のテレビ視聴と親の責任 |
| ▼子供に男女平等意識の浸透は必要か?(ジェンダー論1) |
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▼なぜ勉強するの? そんなCMが最近やってましたね。これ、聞かれて困ることがある人も多い のではないでしょうか。 勉強ってすればするほど、将来の可能性が広がるものでしょう。その幅が広 く、深いほど、将来やりたい事がスムースに運ぶようになる。幅が狭いと、 その狭い世界で壁が破れず、愚痴を言い続けることになる。最後には上司の 悪口を言ったり、自分より力の無い人間とつるんだり、楽な方に流されがち な生き方が身に染みついてしまう。 自分の可能性を広げるものが勉強だと思います。たとえば、日本語だけしか 知らなければ国内で仕事をするしか選択肢はありませんが、英語も知ってい れば、フィールドは世界に広がる。全ての教科に同じことが言える。が、こ こでも「英語を知っている」だけでは使い物にならない。英語というツール が使える、というのは、ハサミが使える、という以上でも以下でもない。そ のツールの使い方をも勉強して始めて最大限に有効活用できる。ハサミが使 えても、使わなかったら、無いのと同じ。 これって高次元での学業の重要性を説く話では無く、ごく当たり前の一般論 でしか無いのですが、それでも子供に話して理解してもらえるとは限らない わけで。それぞれ子供の性格を見ながら、子供に合った説明が必要なんでし ょうねえ。当たり前か。なんでこんなテーマで書き始めたかというと。 先月、非常に年が離れた弟の友達と飲みに行ったんです。高校生なんですが、 細かい事は気にしない。弟は運動部の金髪野郎でして、4月の偏差値30ス タートは頭が痛かったのですが、叱咤激励&下らない受験テクニックの伝授 で1年足らずの勉強で早慶に引っかかりました。一方、弟の友人はいわゆる 全入大学へ。受験すれば誰でも入学できる「ボーダーフリー」と言われてい る大学です。進学校でも何でも無い、同じ環境にいる親友二人の運命を決し たのは何だったのか。 さらにこの友人、小生の弟より頭がいい。見かけはホストにしか見えないの だが。和民のセントラルキッチン方式からの移行まで知っている。若くして 数々の女性を相手して来ただけあって、非常に物知りで凝り性だ。ここまで いいものを持っているのに、入試の結果が不思議でならない。 「あ〜!それ、もっと早い時期に聞きたかったです!これから死ぬ気で勉強 して追いつきます。いいなあ、おまえは」とその友人が弟に向かって言った のだが、それで合点がいった。親や教師がこの優秀な青年に勉強する面白さ やその意味を説明していなかったのである。残念でならないが、将来は必ず や大物になる好青年だ。早めにサインでも貰っておくつもりだ。 彼は根っからのゲーマーである。難しいゲームであればあるほど、説明書を 読まずにプレイすることは無い。間違ったコマンドや呪文を使ってしまって は、せっかく投入した時間が全て無駄になるからだ。説明書どころでは無く、 攻略本まで買って勉強してゲーム中に失敗しないようにする輩もいる。少な くても最小限の操作方法を修得してからゲームに臨まなくては、そのゲーム を存分に楽しむ事はできない。 無論、難しいゲームでもぶっつけ本番で始める方法もあり、小生はこのタイ プ。ただ、失敗は多くなる。無駄な時間も多いが、その中で学んではいく。 だが、数分間、説明書を読めばその失敗をしないで済むはずだ・・・(T^T) 教養とは人生というゲームを進めていくための説明書である。知らなくても 生きてはいける。運さえよければ大失敗もしない。ただ、普通はどこかで、 避けれたはずの大失敗で人生が破滅寸前に至ることすらある。こんな説明が スッと胸に落ちる子供もいる。彼にはもっと砕けた話をしましたが。 本当は勉強する意味なんて、人それぞれ。する分野も深さも、環境や個人の 興味で違ってしかるべき。その個々人に合ったアドバイスというのは親が一 番わかっているはずだ。というよりも、分かるまで親も勉強しなければなら ない。教師に丸投げ、いじめるのもいじめられるのも、勉強できるのもでき ないのも全て学校の責任。これではいけない。本当は「全て」親の責任です。 ↑メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【人様に迷惑をかけちゃいけません】─はびこる間違った教育ポリシー 昨今、「人様に迷惑をかけちゃいけません」という言葉を字面通りに受け、 「人に迷惑かけなければ何をやってもいい」という風潮が子供たちの間ば かりでなく、大人の間にも蔓延しているようです。知性のかけらも感じら れないご都合主義的なこの言葉を発したことのある方、結構いらっしゃる のではないでしょうか?かくいう筆者もその一人です。 ある言葉を発する際に、その言葉に対する理解が彼我で同等であるという 仮定のもとに発言をするわけですが、これが恐ろしい勘違いを生むことは 誰もが体験したことがあるのはないでしょうか。わかりやすい例を挙げれ ば、「男女の友情はありえるか」などという質問に対する各人の回答があ りますね。いきなり「ありえる」「ありえない」と回答する人は、まず、 言葉に対するセンスがありません。そもそもこの設問が何を問うているか というと「友情」の定義なわけです。それによって回答も様々になります。 男女の友情などは微笑ましい議論ですので、温かく見守っていれば済むわ けですが、その言葉の理解の深さが致命的な問題を引き起こすことも頻繁 にあります。各々が各自の経験のなかからその言葉の持つ意味を類推する わけですから、背景が違う大人同士ですら、完全なコミュニケーションは 難しいものです。それが、成長段階の異なる大人と子供でのコミュニケー ションでしたらなおさらでしょう。 子供に「人様に迷惑をかけちゃいけません」と注意するのは何も悪い事で はありません。むしろそういう注意ができる親はいい親だと思われていま す。でもそれだけじゃ足りないんですね。もしこの定型句で注意をし続け て大人になると、「じゃあ、人に迷惑をかけない事であればやっていい」 という事になりかねないわけです。というか、現実、そうなっております ので、これは認めるしかありません。あなたの子供や生徒がそうなのです。 大事なのは「本当の意味で」人に迷惑がかからない事が重要なのであり、 大人としては当然であることではあれ、それを子供に理解してもらわなけ れば全く意味がないのです。中途半端な理解は有害にすらなりうるのです。 少女売買春をする輩がよく言うのも「だって人に迷惑かけてないからいい じゃん」です。大人が悪事を正当化する口実を与えているのを見ていると やり場のないいらだちがこみ上げてきます。 確かにそうやって親が、教師が、教えてしまっています。中途半端な考え でその場しのぎの小言として「人様に迷惑をかけちゃいけません」と言っ てしまっている現実があります。一見、その瞬間、周りに直接は迷惑をか けていないようでも、中長期的に社会を退廃に導いたりする行為というの はいくらでもあります。そういう「社会に」迷惑をかけない行為であれば、 確かに何をやってもいいのでしょう。 たとえば不良の代名詞、たばこ。本当に迷惑じゃないですか?彼らが分煙 施設のある喫煙ゾーンでしか吸わないなんて行儀良さを備えているとも思 えませんが、仮にそうだとしましょう。仮に伏流煙で他人に迷惑をかけて いないとしましょう。それなら本当に誰にも迷惑をかけませんか? そうはいきませんね。将来、自分の子供を産む時に影響がある可能性を否 定できません。これは子供が大迷惑ですね。いや、これも仮に問題がなか ったとしましょう。代理母と精子バンクを利用して、健康な子供を産むこ ともできるかもしれません。じゃあ、何が迷惑なのか?聡明な読者のみな さんはとっくにお気づきでしょう。しつこい、と。 親ですよ。たばこなんて吸って早死にしたら最も迷惑がかかるのは両親や 親類縁者です。迷惑などという言葉とは既に次元が異なってしまいますが。 社会で好ましくないとされているのにも関わらず「迷惑かけてないからい いじゃん」と言われて反論できなさそうな行為は、以上のように細かくブ レークダウンしていくと、はた迷惑な行為である事がほとんどです。 ここまで偉そうに言っておきながら、筆者は喫煙組です。説得力の無いこ と甚だしいですね。この記事、台無しですね。 行動となって現れないような思考は無用であり、時には有害でさえある。 土光さん、あなたは素晴らしい。それはそうと、人様に迷惑をかけろ!と 教える方が効果的な場合すらある、という趣旨にしたかったのですが、長 くなってきましたので、それはまたいつか折りを見て。 ↑メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【あなたの意見は価値がマイナス】ほとんどが子供に悪影響を与えている みなさん日常生活で様々な価値観・考え方にぶつかり、それに対して心の 中で同意したり批判したりすることがあるかと存じます。例えば、今この 記事を読みながらも「ここは言ってる事が違うな」だなんて思っているか もしれません。 違うのはアナタです。 ちょっとオフェンシブ(攻撃的)な物言いになりますが、筆者が非難や脅 迫メールを頂いたわけではありませんので、ご安心を。ここで言いたい事 は一つ、「色々と心で批判してるあなたこそが、自分が間違っている事に すら気づいていないコマッタお人なのだ」ということです。 私もたとえば、ある作家の発言やらを聞いて「そりゃ一面的な見方だ、実 は〜な側面が〜」とぶつぶつ考え事にふけることがあります。これって、 作家さんからしたらちゃんちゃら可笑しい事なんです。公言されるような 意見というのは大抵、様々な論客との議論を経て練り上げられたものであ って、私の考えなど、作家さんからしたら10年前に議論を終えた事だっ たりするわけです。つまりわかってないのは、ワタシだった、というわけ。 公言されてないものというのは、大体が自分が間違っているから公言でき ないものだったりします。以前も例えで出しましたが、「上司がバカだ」。 上司なわけですから、部下よりは経験があるわけです。稀に本当に問題な 上司もあるでしょうが、ほとんどのケースは逆ですね。その部下があまり にダメだから上司のせいにしているか、部下があまりにダメだから駄目な 上司につけられているか。いずれにせよ、その部下がダメな事に変わりは ないんですが。これ、上司側が「部下がバカで」という場合でも全く同じ です。上司としての力量がないから部下が育たないわけでして。もしくは ダメな上司だからダメな人材しかあてがわれない、と。 これ、全部、当人は公言しないんですね。ごく身内の甘やかしてくれる人 間や同様に人間の小さい同僚にしか話さない。小人の交わり、蜜の如し。 公言して正当な批判にさらされ、真実に目を向ける勇気がないので、自分 の小さな世界に引きこもる。酒の力も借りる。下らないですね、人間って。 でもしょうがないんです。我々は神じゃない。酒の力でも借りないとやっ てられない出来事だってある。愚痴でも言わなきゃ帰宅すらする気が起き ないことだってある。だから自分が間違った事をひっそりと引きこもって 考えてたっていい・・・自分一人なら、ですがね。 あなたが考えた事というのは、部下に子供に波及するわけです。そんなあ なたを見て育つ。批判に耐えうる意見を持っていない精神的引きこもり的 な大人が多いなかで、引きこもりな子供が増加するのは当たり前でしょう。 議論の過程を経てない意見にはまず疑問をもっていい。そう、いまあなた がこの文章に対して持っている如何なる批判であれ、それが議論を経たも のでない限り、かなりの確度で間違っている可能性があります。あなたが 感じた批判に対する対論というのは筆者は片づけてきた歴史があるわけで す。納得させる自信は100%あるわけです。でもあなたは「ふっ、わか ってないな」とシニカルに、それも皮肉な事に自分の何が間違っているの か分からないまま、日常生活に戻るわけです。 そして、その稚拙な考えを子供が、部下が、受け継いでいってしまう可能 性があります。相手が思考力上での弱者であれば、反論する事ができない ですから。間違った思考が世に氾濫するといかに恐ろしいことになるかは 歴史が証明しています。こういう人が集まるといとも容易くホロコースト などをを行う可能性すらあるのです。 公言せず批判にさらされた事がない思考は無用であり、全て有害である。 という表現を前号でしたゆえんです。子供は大人を真似ます。あなたが人 の意見に反論をせずに、胸の中では納得せずにふんふん、とその場をやり 過ごす大人だとしましょう。そうすると、あなたの子供も、あなたの言っ ていることを表でふんふんと口答えせずに聞きつつも、心では全く納得し ない子供に育っていることでしょう。親が逃げれば子供も逃げる。 どんどん自分の意見を言いましょう!間違っていてもいい。間違っていれ ば、公言することで間違っていることに気づくだけいい。自分の信じてい た事が、多くの知恵人によって、否定される。その人の話をきく。相手の 立場を理解できる。新たな境地が開ける。こんな気持ちの良いことはない ですよ?タダで自分の意見がどんどん高みに登っていって、洗練されてい く。それも人が力を貸してくれる。最高じゃないですか?一人でうじうじ 理屈をこねくりまわしても何も出てきませんよ。 そんなわけで批判をどんどんお寄せ下さい、という分かりやすすぎるオチ なんですけどね。ここまで書いた後だと怖いんですけど、そこら辺は察し て下さいまし。。。 ↑メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【経営学的見地から見た「専門家」養成の危険性】Early Adaptor & FMA と難しげに入ってみたものの、ここで経営学をやるつもりはありません。 スペシャリスト(専門家)とジェネラリスト(万能選手)のどちらに育て るのがいいのか、様々な立場があり、似たような議論が毎日のようにどこ かで繰り広げられているように感じます。どうすりゃいいんでしょう? 2002/02/25号の日経ビジネスにあった堺屋太一氏インタビューを引用しま すので、立ち止まってちょっと考えてみて頂けますでしょうか。 「終身雇用を肯定する人がいます。しかし、終身雇用では、18歳とか22 歳で選択した職業に生涯従事しなければ損をするわけです。嫌いな仕事や嫌 な人間関係のため、埋もれてしまった個性は何千万人といたはずです。」 これって「早いうちに専門教育を行う」ことによる弊害と共通していませ んか?夢を持つのもいいですが、あまりに若いうちに将来の道を狭めてし まっては不幸になる可能性がある人が大半でしょう。「夢」というカッコ イイ言葉に流されすぎて、本当に夢を掴むための教育をしていない大人が 多いのではないでしょうか。 たとえば、「サッカー選手になりたい!」いいですね。そりゃ頑張って欲 しい。ただ、だからと言って選手になりたい子供たちを全員ブラジルに留 学させては、一部の天才以外は夢が掴めないのが明らかです。これは運動 をやっていた経験のある人はよく分かると思います。 直接その道で才能が無くても、トレーナーになったり、通訳になったり、 サッカービジネスを立ち上げたり、他にもサッカー狂には道があります。 ただ、そのためにはサッカー技術以外の広範な知識も必要なのですが、意 外と軽視されている。ジェネラル(一般教養的)な勉強も大事なんです。 これが弁護士や医者などの士業ですと勉強する本人だけでなく、社会にも 弊害を及ぼすことになる。若いころから一つのことだけに集中していると、 社会性が失われる。法曹界、医学界の思考方法に染まり、社会の常識が通 用しなくなる。山形県マット死事件の民事訴訟で被告を無罪にしたりもす る。<http://www.sankei.co.jp/news/020320/morning/20na1001.htm> また、子供のころは世間の事など知る術が限られています。目の前に飛び 込んでくるものが全て。大人ですら知らない職種や会社だらけなのに、子 供たちが指針や知識も無いままに、自分がもっとも興味ある事を探し出す のはほとんど不可能である。野球の存在を知らないままにサッカー選手を 目指し、40歳になって野球の存在を知り、野球の方がよほど面白い事に 気づく。そんなことがあっては子供たちは不幸きわまりない。 「子供が好きな事をやらせる」「夢を追って欲しい」という美辞麗句に踊 らされ、野球の存在を知らせなかった両親を断罪するのは簡単ではあるが、 「野球の存在を知らない」サラリーマンは今も普通に存在する。さらに上 記のような間違った放任主義をモットーとする親が少なくない。 ・やっと経営学もどきがちょこっと登場 これは企業でも近い議論がある。FMA(First Mover Advantage)の事だ。 日本語だと先行者利益のことだろう。最初に動いた企業が優位である、と。 つまり最初に特定市場に進出して、その道の専門家になるための多大な投 資をすることによって後発企業を引き離すわけだ。 ただ、初期に軸足を決めてしまうのは危険も伴う。確かにネット書店のア マゾンドットコムなどはこれで成功した例であるが、同様に失敗例もある。 日本で真っ先にネットで少額決済サービスを提供したアコシスは先月、サ ービスを停止した。<http://www.acosis.com/> 世界最古の電子マネー大御所、モンデックス<http://www.mondex.com/>も 怪しいが、マスターカードに買収されてやっと生き延びた感じでしょう。 単に市場性の無いところへ進出してしまって失敗した、とも言えるが、こ れは人生に於いても起こることかもしれない。 そんなものがあるかどうかは別として「絶対に成功する(儲かる)」市場 に進出するのであれば、FMAはあるでしょう。それでもSecond Moverにノウ ハウを低コストで真似されて、追い越される可能性があります。 子供一人の人生、もちろん「絶対に成功(ってナニ?)」すると確信でき る道などあるわけもありません。そんな中で早期にスペシャリストを目指 させる、もしくはポリシーも無く放置するのはいかがなものか。あなたや あなたの子供がアマゾンドットコム(天才)であれば心配はないが。 これ、生活者側の消費行動でも同様の事が言われています。最初に新商品 に飛びつく人たちをEarly Adaptor(直訳は初期適応者、でしょうが、アー リーアダプター、とそのまま使います。さらに前のオタクはInovator)と 言います。彼らはある種、尊敬される対象であり、企業としてはこの辺の 層に喰いついてもらって、いい評判を広げてもらわないと困る。 でも、早めに喰いつく方としてはリスクも高い。その商品自体、大失敗か もしれないし、将来的に周りが誰も使ってないがために、ゴミ同様になる かもしれない。何も考えずに初期のうちにスペシャリストを目指すという のは、リスクを背負うという事に他ならない。リスクを背負うのもいいが、 子供の場合、そのリスクすら理解していないので、それを親として教えな いのは無責任以外のナニモノでも無い。 まとめると。幼少の頃からスペシャリスト志向で育てると、将来失敗する リスクが高い。成功したとしても他の分野に行けばよかった、と後悔する 可能性も高い。さらに、成功して天職だったとしても、世間の常識をはず れ、「人の感情」を理解できなくなる可能性が高い。 ということです。最後の例としてはマット死事件を挙げましたが、理系の 方々がよく言われる部分ですね。「社交性が無い」と。無くてもいいけど。 ・じゃあどうするか 天才の方々についてはひとまず置かせて下さい。アメリカ式も良いところ は勿論あり、英才教育の大事さも痛感しているので、それはまたの機会に、 ということで。 で、我々凡人としてはスペシャリストを目指せばいいんです。んっ?と思 うでしょうが、これにはジェネラリストになること、という前提がありま す。つまり、若いうちはジェネラリストを目指し、その中で得た知見によ って、最終的に専門を決めて深化させていく。 現在、日本の専門家にはどちらかというとI字型スペシャリストが多い。 専門バカとも言う。これを、T字型スペシャリストへ移行すればいい。書 き順もそのままです。まずは横に幅広い知識を修得し、その中から気に入 ったものをオタクに掘り下げていく。これならI字型の弊害は発現しない。 平均台を歩く時、手を横に広げるでしょ?バランスが大事。 そういう点からすると、前号で取り上げたように、中教審が「新しい時代 における教養教育の在り方について」として教養教育に重点を置いたのは 評価できる。 来年から東大工学部が会計、財務、リーダーシップ等を学生にたたき込む とのことだが、これも素晴らしい。次は文系学生に物理必修か。本当の専 門は大学院以降で十分。ただし、家庭環境や事情は人それぞれ異なるわけ で、国がそれをできうる限りサポートする必要がある。小生が国公立学校 の一律民営化に反対である所以だ。学校間競争はどうしても必要だが。 天性の才能を持っていて幼少時からの英才教育に向いていたり、幸いにし て幼少のころから、夢の職業に出会ったりする人間がいるのも否定はしな いし、応援したい。ただ、それだけでは大多数の人間は困ってしまう。凡 人は若いうちに広範囲の、あらゆるものを詰め込まないといかんのだ。 未だに専門を持っていない凡人ジェネラリストのつぶやきでした・・・。 ↑メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼子供のテレビ視聴と親の責任 3月29日にアメリカの著名な科学誌「サイエンス」が10代前半の子供の テレビ視聴と、その子の人格形成に及ぼす影響についての研究結果を掲載。 1歳〜10歳の子供の内、1日3時間以上見ていた子供は、1日1時間以下 だった子供に比べ、事件を起こす度合いが4〜5倍になったという。 この場合の「事件」というのは強盗、脅迫、銃器使用の事件と傷害事件の事 を指しており、これによって「青少年期の子供には1時間以上テレビを見せ るべきではないことがはっきりした」との博士の言。 米サイエンス誌の無料登録ページで登録したあとに、検索結果のページに飛 ぶと論文の梗概が確認できます。全文取得は有料です。 登録ページ:https://aaas.realtimepub.com/register/reg_setup.asp 該当論文:http://tinyurl.com/bi3 子供のしつけが面倒だからといって、テレビでも見せて放っておくか、とい う行為がいかに危険かを示唆した結果ですね。また、しつけ問題で「学校側 の責任」を問うのが如何に恥ずかしい事であるかも暗示しています。教師に 家庭内でのテレビ視聴管理まで任せられないですからねぇ・・・。 で、この問題について突っ込んだ面白い記事がありますので、お子さんのい らっしゃる方はどうぞご覧下さい→<http://tiyu.to/title.html#14_04_13> 「バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳」というサイト内の記事なんです が、まさかうちで紹介することになるとは。去年、初めてページを開いたと きは軽くヒキましたが、大御所サイトです。すごい才人がいたもんです。 ・親の責任と言えば・・・(4/13号の補足) 【いじめるのもいじめられるのも、勉強できるのもできないのも全て学校の 責任。これではいけない。本当は「全て」親の責任です。】と以前書いた事 がありますが、4/13夜に放送された番組で同様の発言を聞き、気に入った。 その放送とは日本テレビの「激闘カリスマ先生5人ダメな子育てを叩き直せ るのか!?スペシャル」。その中で、引きこもりの自立を1000人救って きたという長田百合子女史。 「子育て不登校いじめを救う会」会長で、数々の著書もあり、著名人のよう であるが、彼女が子供が引きこもる事について「全ての責任は親にある」、 「優しさはいらない、厳しさを持て」と当然の事を公共の電波で言ってくれ て胸がスッとした。 最近は中途半端な思想に犯されて放任、平等がいいと思って子供に注意もで きない馬鹿な親が多すぎる。エリートの作り出した現実に根ざさない思想に 染まった結果か?共産主義万歳で大学闘争で失敗した彼らがすでにその思想 から離れ、大手企業に就職している事実も知らず、その思想の残滓を吸い続 けている親も可愛そうだが、最大の被害者はその親の子供たちだ。 某団体の偏向教育による弊害の一面なのかもしれないが、微力ながらもその 害の部分を排除する一助となるべく、こつこつ情報発信を続けて行きたい。 ところで、こういう番組も見せると、暴力性が増しちゃうんでしょうかね? ↑メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼子供に男女平等意識の浸透は必要か? ・大衆に広がるジェンダー論 このテーマはいずれ、大きな記事を書く予定ですが、自治体が奇妙な動きを 始めたので、今のうちに軽めに警鐘を鳴らしておきます。 福岡県の北九州市総務市民局男女共同参画推進部が小・中学生に男女平等意 識を定着させるために副読本を27000部発行した。 http://www.city.kitakyushu.jp/~k0103020/H14.4/140415danjohtml.htm 毎日教育メールの報道によれば、市総務市民局は「男らしさ、女らしさとい う固定的な考え方にとらわれない教育を」などと言っているらしいが、君ら、 全員息子にスカートをはかせ、娘には男性用水着を着用させるくらい徹底し てみてくれ・・・という冗談はおいておいて。 男女間に差別がないようにするのは当然の事であり、小生も諸手をあげての 賛成だ。ただし、今の風潮は男女の「区別」すら無くそうという方向性があ るのは否めない。 差別とは区別の変種であり、区別の方が意味は広い。区別とは「あるものと 他のものとの違いを認めて、それにより両者をはっきり分けること。」であ り、「公私を区別する」などと使う。「区別」しなくなったら困るものだ。 一方、差別は「合理的な理由無く、偏見や先入観などをもとに、特定の人々 に対して不利益・不平等な扱いをすること」である。「人種を差別する」な どと使う。言うまでもなく「差別」は無くなったら嬉しいものだろう。 ところが一部の頭でっかちの知識人が「男女平等」を強調し始めたことで、 流行にのって必要以上に「男女平等」を唱える人々がいる。その中心とな るのが「ジェンダー」という横文字なところからして意味不明な概念だ。 ジェンダーとは「歴史的・文化的・社会的に形成される男女の差異」らしい。 もちろん、「歴史的・文化的・社会的」なのだから、国によっても時代によ っても「男女の差異」の意識が違うということである。 だのに、「一部の」フェミニスト(女性解放論者)たちは全てを「欧米式」 に解釈し、男女平等を唱える。こういう男女間の「歴史的・文化的・社会的」 な差異を無くそうというのだ。このジェンダー論について、昨日5月7日の 産経新聞が警鐘を鳴らす記事を掲載したらしい。同日のテレビ番組で日能研 社長もその論に同意していたのは心強かった。 「男らしく」「女らしく」育つのがイヤなら、どうなりたいのか?そうなら ない事だけがアイデンティティー(自分らしさ、みたいな・・・)確立の為 の手段となっては寂しい限り。 「男らしさ」に反発して日本中の男が非力になり、自分の愛する女性すら危 険から守れなくなったり、「女らしさ」の象徴であるからと子供を産む事を 嫌がる女性ばかりになったり、ジェンダー論が最終的にどんな恐ろしい社会 を生み出すのかをよく考えて「机上の空論」を展開する知識人の意見を聞く 必要があるだろう。 ちなみに、筆者は「男女区別」を今よりさらに拡大するべき論です。女性は 体力的に劣るので、深夜残業は禁止する位がちょうどいい。男女平等だなん て言って、女性も3日貫徹などさせては話にならない。 ・・・とこれだけでは説明不足承知で序章は終了します。 ピョーン°゜°。。ヘ(;^^)ノスタコラサッサ ↑メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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